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2019年4月13日 (土)

大円寺境内の庚申塔(目黒区下目黒)

大円寺の境内には様々な魅力的な石造石塔がある。その中ではほどんど見向きもされていないと思われる3基の庚申塔だが、保存状態も極めて良好で、かつとても大きい。素直な感想としては、補修されているような気がしなくもない。人間でいえば整形手術である。江戸時代初期の野仏でこれだけきれいなものはまず見たことがない。

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山門を入ってすぐ、右に首を振ると一般的な庚申塔の数倍の大きさの立派な庚申塔が3基並んでいる。手前の黒御影石の説明石柱はごく最近のもの。庚申信仰が天台宗のもののように書かれているが、あくまでも民間信仰なので違和感がある。一番右の板碑型庚申塔は造立が寛文8年(1667)の三猿のみのもの。

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真ん中の笠付は貞享元年(1684)の造立。もっとも大きな左側の庚申塔は、寛文7年(1667)とある。あまりの状態の良さにつくづく驚くとともにどうすればこんな状態にできるのかを知りたくなった。

ちなみに庚申塔の脇には高い石塔があり、「行人坂敷石造道供養碑」とある。高さは164㎝、行人坂を利用する念仏行者たちが悪路に苦しむ人々のために目黒不動や浅草観音に参詣し、人々から報謝を受け、これを資金として行人坂に敷石の道を造り、安全な道にしたという碑文が記されている。行者の代表は西運である。

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