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2019年5月16日 (木)

松原の馬頭観音(世田谷区松原)

小田急線の北側を東西に走る赤堤通りと甲州街道(国道20号)を結ぶ古くからある道。 豪徳寺駅から北上するとその道が途中で二つに分かれる。 東側が松原大山道、西側は菅原天神通りといい半田塚から菅原神社を経て甲州街道に出る。甲州街道では200mほどの距離で、二つの通りが昔から必要だった理由がよく分からない。

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その分岐点の鋭角な角の真ん中に小さな馬頭観音がある。左の道は半田塚があるのに「凧坂」と呼ばれ、右の道がなぜか「半田坂」(地元の呼び名はえんま坂)と呼ばれる。ただしその馬頭観音は昭和15年(1940)という新しいものである。道の歴史からすると古そうだったのでいささか拍子抜けした。

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ただ江戸時代の地図ではこの場所は死んだ家畜を捨てた「死馬捨場」と書かれている。表には馬頭観世音と彫られ、裏面には造立年と施主池田半助とある。私の考えではここには昔から馬頭観音があったが朽ちてしまったので、池田氏がこの石塔を建てたのではないだろうか。

大山道というのは、江戸時代に城北から大山詣でに行くのに大山街道まで南下する道として使われていた街道だったと思われる。この手の大山道は鎌倉街道に準ずるほど点々と都内に残っているが、名前が残っているものは少なくこの松原大山道というのは貴重な名前である。

場所  東京都世田谷区松原6丁目32-1

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