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2019年5月12日 (日)

新町庚申講(世田谷区駒沢)

国道246号線に面した庚申堂が新町庚申講である。 玉川通りの駒沢交差点から数十m西に進んだ北側の歩道に面して、立派な庚申堂が立っている。周辺は毎日何万台もの自動車が往来し、頭上には首都高速3号線が走りこれもまた何万台という交通量で、一時も静まらない場所。こういう場所に庚申塔があるとなんだか石仏に申し訳ない気がしてくる。

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堂宇はきれいに保たれており、中には大型の庚申塔が2基祀られている。 どちらも造立年などはまったくわからない。 風化が激しく、幽霊地蔵のようになってしまっているからである。 左の舟型光背型の庚申塔は青面金剛のシルエットが分かり、その下の三猿も何とかわかるが、詳細はぼやけてしまっている。

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右側の駒型のものも青面金剛像がかろうじてわかるくらい。三猿はうっすらとしていてよく分からない。そしてどちらも青面金剛の部分が黄色くなっている。これは化粧なのかいたずらなのか考えてしまったが、いたずらではないだろう。

駒沢交差点にはかつて玉電の駒沢電停があり賑わっていた。現在は駒澤大学が至近で学生で賑わっている。この場所に庚申塔があるのは、この辺りが昔の下馬引沢村と世田谷新町村の村境だったからであろう。特に下馬引沢村は庚申講の盛んだった村で、村の庚申講は寛文11年(1671)から大正時代まで続いたという。現在でも講の人々が春秋には親睦旅行に出かけるほどのコミュニティを保っているらしい。

場所   東京都世田谷区駒沢3丁目2-5

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