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2019年6月 5日 (水)

上北沢勝利八幡神社(世田谷区上北沢)

珍しい名前の八幡神社がある。京王線桜上水駅の南約700mにある上北沢勝利八幡神社。住居表示は上北沢ではなく桜上水だが、元々この辺りは上北沢村だった。桜上水という地名が現れたのは駅名が「京王車庫前駅」から「桜上水駅」になった1937年以降で、駅の北200mを西から東に流れる玉川上水の堤に桜並木があることから駅名が変えられた。その影響で昭和42年(1967)に地名も桜上水となった。

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創建は古い。神社の説明書きによると万寿3年(1026)年と平安時代である。京都の石清水八幡宮より勧請。境内には合祀された山谷稲荷や天祖神社と並んで、この神社の古い本殿が格納されている。この本殿は区の有形文化財になっている。勝利という名前については、日露戦争以降のもの。氏子が日露戦争に出兵したが無事帰ったことから「勝利」の冠が付いたもの。

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なかなか風格のある本殿は昭和43年(1968)に建てられた。境内社の天祖神社の創建は慶長19年(1614)と古い。神社のすぐ北側をなぞるように北沢川が流れていた。江戸時代以降北沢川は玉川上水の水を分水していたが、流域には田んぼが広がっていた。この場所は小高い丘で、旧本殿はその丘の上に築山され、その上に建っていたと伝えられる。江戸時代から長い間、旧上北沢村の鎮守だったようである。

場所   世田谷区桜上水3丁目21-6

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