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2019年6月 3日 (月)

長徳寺の野仏(世田谷区上北沢)

京王線桜上水駅・上北沢駅の南約1㎞にある浄土真宗本願寺派の寺院。上北沢自動車学校の南側の路地からのアクセスになる。ご本尊は阿弥陀如来だが、建物も寺院だとは気づかない洋風なもの。目的地として訪れないと行きつかない場所だろう。

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正式な寺名は光明山清浄院長徳寺。長享2年(1488)に世田谷区弦巻にて創建し、永禄2年(1559)に本芝(現在の田町駅付近)へ移転、戦後昭和41年(1966)に当地へ移転した。しかし門をくぐってすぐ左手に、古い野仏が複数保存されている。

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庚申塔が2基、そのうち通路側にあるのが舟型光背型で青面金剛像に一猿が彫られたもの。造立年は延宝8年(1680)とある。一猿は御幣猿で、御幣というのは神官がお祓いなどの時に振る棒の先にヒラヒラと白い紙が付いたもので、それを持った猿を御幣猿という。この猿も右手に御幣を持っている。

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もう一つの庚申塔は角柱型で、風化が進んで文字が読みにくい。正面上部に「奉供養庚申」とあり、前面右面左面にそれぞれ不聞猿、不見猿、不言猿がいる。造立年は延宝6年(1678)とこちらも古いものである。

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奥まった方に地蔵立像が置かれている。上の写真の地蔵立像は右上に「念仏講供養道行廿五人」とある。彫られている造立年は延宝2年(1674)とこちらもかなり古いものである。

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最後の古い野仏はかなり風化が進んでいるが、上記3基よりも新しい。地蔵立像で元禄12年(1699)の造立。右上に「奉造立地蔵尊二世安楽道行八人」とある。この地蔵立像は世田谷領松原村のものである。

場所   世田谷区上北沢1丁目3-17

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