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2019年7月 3日 (水)

徳明地蔵(世田谷区松原)

徳明地蔵のある場所は、世田谷区の計画道路の交差点になる予定で、いつまでこの場所に居られるかはわからない。東西に予定されているのは15m幅の補助54号線で、東北沢から下北沢を通り環八千歳台に抜ける。一部が開通している。南北の道は、補助154号線で明大前から駒沢へ抜ける。こちらは徳明地蔵の前まで完成している。そんな危機的な場所にあるのだが、地元の支持が厚いので必ず残されると思っている。

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交差点になることを見越してコンビニが出店していた。現在はコンクリートの擁壁を背にして堂宇があり、その中に徳明地蔵が収まっている。この地蔵は江戸時代末期、文久3年(1863)に造立され、その後何らかの事情で他所に移されていた。しかし昭和の初め、村の子供が多く病にかかったり、不幸が続いたりしたので、村人(世田谷区になったのは昭和7年)たちはお堂を立て、地蔵をこの地に戻し、徳明地蔵と呼んで信仰した。

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しかし台座の正面には正徳5年(1715)の刻もある。「松原村 正徳五乙未天 文久三亥年 庚申講中 十月再建」とあるので、最初に地蔵が造立されたのは正徳5年(1715)で、再建されたのが文久3年(1863)ではないだろうか。その後のいきさつは前述のとおりである。小祠内に収まった丸彫の地蔵は高さが152㎝と比較的大きいもの。

この道路の場所を松原6丁目15とする情報と、松原5丁目11とする情報があるが、ゼンリンの地図で見るとここは松原5丁目と6丁目の境の真上になっている。まさに境の辻にあるのがこの地蔵と言える。

場所  世田谷区松原5丁目11-2 もしくは 6丁目15-1

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