« 松原の六地蔵(世田谷区松原) | トップページ | 深沢の秋山の森庚申(世田谷区深沢) »

2019年7月10日 (水)

三宝地蔵菩薩(世田谷区松原)

場所は京王線明大前駅のごく近く。甲州街道(国道20号)から20mばかり南に入ったところにある地蔵堂が三宝地蔵菩薩と呼ばれる。堂内には3体の石仏があり、地蔵立像の念仏供養塔を真ん中にして、右には馬頭観音、左には庚申塔が並ぶ。

Dscn0457

中央の地蔵立像の念仏供養塔は高さが139㎝あるが半分は台石、寛保2年(1742)の造立で、武州世田谷領松原村銘がある。また願主は全員女性で、〇〇母とあるのが8人、〇〇内とあるのが4人、母は文字通り母で、内は奥さんだろうか。いわゆる女中念仏講中という集まりだろう。右にある馬頭観音は文政5年(1822)のもの。武州荏原郡松原村とあるが、世田谷領松原村と同じことである。左面に「右り あわしまみち」とあり道標を兼ねてどこかに立っていたのだろう。

Dscn0459

左の白っぽい材石の庚申塔は青面金剛像に邪鬼の組み合わせのもので、松原村念仏講中の銘がある。造立は文化5年(1808)で、「是より二子みち」とあるので、こちらも道標を兼ねていたか。

現在の京王井の頭線は沢が削った谷筋を通り、玉川上水をくぐって吉祥寺に向かう。この谷を見下ろす台地の上の道がこの堂宇の前の道で、江戸時代からある。少し南の現在明大前駅南の最初の踏切、松原5号踏切の道を経て、半田塚手前で大山道に入り、豪徳寺からさらに南に抜けていた。それでこれより二子道と書かれているのだろう。

場所 世田谷区松原1丁目39-21

|

« 松原の六地蔵(世田谷区松原) | トップページ | 深沢の秋山の森庚申(世田谷区深沢) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 松原の六地蔵(世田谷区松原) | トップページ | 深沢の秋山の森庚申(世田谷区深沢) »