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2019年8月 3日 (土)

北沢一丁目富士講碑(世田谷区北沢)

延命地蔵尊の真向かいにあるのが富士講碑。土台に溶岩を使っていてなかなかの気合の入りようである。碑には、「富(平)登山五十度」と大きな文字で彫られている。(平)の部分は丸囲みに平で、これは山富丸平講の印である。山富丸平講は若林を中心とした富士講。三軒茶屋の常盤橋近くに同じ山富丸平講の富士講碑があるが、あちらは33回登頂記念だからこっちの方が数は多い。この北沢の丸平講の50回登頂を果たしたのは、大正9年(1920)に建てられた鈴木金太郎という人の記念碑だという。

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富士講は江戸時代後期に大流行したが、この碑の裏面にある世話人の名前を見ると、幡ヶ谷が10人、雑色が3人、代田が9人、下北沢が18人となっている。雑色は大田区ではなく中野区の雑色(現在の南台)であろう。現代でもエベレスト登山をすると2万ドル~10万ドル(220万円~1,100万円)かかるというが、富士講も似たようなものだったのだろう。御師のプロモートで健脚がファンディングをして登山するのは、時代が違っても変わっていない。

右にあるコンクリートの柱は、「皇太子殿下祈念碑」とある。柱には昭和10年(1935)5月27日とあるが、上皇明仁が誕生したのは昭和8年(1933)12月23日だからそれを記念して立てられたものだろうか。

場所  世田谷区北沢1丁目45-38

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