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2019年9月10日 (火)

畑の庚申塔(杉並区上高井戸)

杉並区上高井戸の一角に1,000坪はあろうかという畑が残されている。南北100mはあるその畑の持ち主が気になるが、住宅地図にも敷地内の屋敷の主の名は書かれていない。さらにノミで削られた石柱がこの家の敷地の境目にいくつか立っている。畑におばあさんがいたが、気が引けたので話しかけられなかった。個人情報保護法がない時代なら声をかけていたと思う。

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そんな広い畑の南の角の辻に庚申堂があり、1基の庚申塔が祀られている。写真の奥にはおばあさんが麦わら帽子をかぶって畑仕事をしているのが写っている。この風景は堂宇がブロックで造られていることを除けば、概ね100年前とさほど違わないのではないかと思われた。無論、遠景の家は近代的だが、この写真を見てここが東京の杉並区だとは思わないだろう。

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庚申塔は駒型で、青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄。 造立年は宝暦4年(1754)10月とある。願主は16人の名前があるが苗字はない。この庚申塔の西側を南北に走る道は昔の人見街道で、別名やまん街道と呼ばれる道。現在の人見街道とは異なるがこちらが江戸時代以前からの人見街道らしい。人見街道は府中の多摩墓地辺りにあった人見村に繋がる道だった。また、やまん街道は山の街道が転化したという説がある。

場所   杉並区上高井戸2丁目11-56

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