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2019年9月29日 (日)

田道庚申塔群 左側(目黒区目黒)

田道庚申塔群の左側4基の庚申塔はすべて江戸時代中期のものである。この時代は民間信仰が最も盛んになった時代で、各地に地蔵や庚申塔や念仏塔が建てられている。田道庚申塔群の庚申堂には7基の石仏(うち6基は庚申塔)があるが、柱から左側の4基も保存状態のすこぶる良いものである。

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柱の左脇(右からも左からも4基目)の庚申塔は板碑型で頂上部が欠けている。造立年は延宝8年(1680)11月、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿が描かれている。ここの庚申塔で邪鬼が描かれているのはこれだけである。隣(左から3基目)は駒型の庚申塔で、青面金剛像と三猿の図柄。造立年は元禄8年(1695)11月。元禄時代になると庶民もいくばくか豊かになり、講中などが急増したのだろう。

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左から二番目も上部が欠損している。青面金剛像に三猿の図柄で、日月がクリアである。造立年は元禄5年(1692)9月。10月以降が多い庚申塔だが9月は意外に少ないように思う。そして一番左は小ぶりな駒型の庚申塔。青面金剛像に三猿とシンプル。造立年はこの中で最も若く、正徳3年(1713)11月である。世田谷区の数字だが、1670年代から1720年代に前年台の6割の庚申塔が造られている。目黒区も同じようなものではないかと思う。

その時代の人々の講中での様子を見てみたいと思うがそれがかなわない。庚申塔を眺めて想像するしかないのである。

場所  目黒区目黒2丁目13-7

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