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2019年10月21日 (月)

久我山道標庚申塔(杉並区久我山)

久我山で最も古い庚申塔。 人見街道から「うえみち」が分岐するY字路の頂点にある。杉並区の登録文化財に指定されている。 この辺りは久我山村でも東原と呼ばれたエリア。現在のまっすぐな人見街道は大正時代からの道で、それ以前は馬車道、うえみちが東西のメインルートだった。

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庚申塔は駒型で、青面金剛像、邪鬼、二鶏、三猿の図柄。下部には8人の願主名が彫られているが、その中に秦(野)が3人、大熊が2人と久我山の有力者の系統が多い。庚申塔の右側には「これよりみぎ いのかしら三ち」とあり、左側には「これよりひだり ふちう三ち」とある。右のうえみちを行けば井の頭へ、左の人見街道(馬車道)を行けば府中に至るということだろう。江戸時代になってもそれまで何百年もの間関東の国府であった府中は道標の指針である。

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高さは115㎝あり大きな庚申塔で、かつては井の頭弁財天信仰者の道標として大切にされた。江戸時代から場所は変わっていないという。弁財天信者は右へ、府中への旅人は左へ、それぞれがここで庚申塔を拝んで分かれていく姿が思い浮かぶ。

場所  杉並区久我山5丁目9-1

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