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2019年10月24日 (木)

雪ヶ谷八幡庚申塔群 奥の堂宇(大田区東雪谷)

中原街道にある洗足池の南西、東急池上線石川台駅の東側に雪ヶ谷八幡神社がある。神社の創建は永禄年間(1558~1569)と伝えられる。戦災に遭い社殿は焼失してしまったが、昭和34年(1959)に社殿は再建された。この場所は呑川とその支流である洗足池の流れに挟まれた台地の上になる。神社前から北東に向かって宮前坂が上る。その先下ると洗足池からの流れが遊歩道になっている。

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雪ヶ谷八幡の境内の奥には付近から集められた庚申塔が7基ある。 どれも保存状態が極めて良い。 奥の堂宇には3基の庚申塔がある。右にあるのが、駒型で高さが103㎝の庚申塔。 青面金剛像と三猿のデザインで彫りが深い。下の方には8名の願主名が彫られている。造立年は元禄11年(1698)2月15日。

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右から二番目にあるのは文字塔と三猿の図柄の駒型庚申塔。 中央に「南無妙法蓮華経為二世安楽」とあり、脇に奉庚申供養とある。造立年は享保4年(1719)2月。下部には雪ヶ谷村とあり、7人の願主の銘がある。

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2基目と3期目の間には区切りがあり、一番左の庚申塔は単独のような形になっている。青面金剛像が大きく、下部に三猿がある駒型のもの。 左側面には4人の願主の銘と、安政4年(1857)4月の造立年が記されている。これら3基の庚申塔は、もとは東雪谷5丁目36番地にあったもの。その場所は新幹線よりも少し西側の呑川の近くだったようだ。現在の呑川は真っ直ぐな流路だが、昔は辺り一面水田で、その中をくねくねと曲がって流れていた。台地から崖を下って呑川に出たあたりがその場所のようだが、昔の道の痕跡は地形や道路からは完全に消えてしまっているので、古地図を見て想像するだけである。

場所  大田区東雪谷2丁目25-1

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