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2019年10月15日 (火)

久我山病院前の民間信仰塔(杉並区久我山)

京王井の頭線久我山駅から南へ歩くと、まず神田川(神田上水)を越え、さらに500m南で玉川上水に架かる岩崎橋を渡る。神田川に架かる久我山橋の標高は44m、そこから上り坂になり岩崎橋は50m。玉川上水は緩やかな台地の尾根に掘られている。そのさらに先に久我山病院がある。久我山病院で左折すると都営久我山一丁目団地の工事現場があり、その一角に堂宇がある。工事は2023年に竣工予定。

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中央にあるいちばん大きな石仏が庚申塔。青面金剛像のみの角柱型で珍しい。 造立年は安永5年(1776)10月。右側に「右 井ノ頭道」、左側に「左り ふちう道」とあり道標を兼ねている。この庚申塔は、この辺りが久我山村字原といわれた頃、当場所より少し西寄りの井ノ頭道の交差点に建立されたもの。ところが戦争中周辺が軍用地となり、塔の管理も十分に行われないまま放置されてきたが、昭和52年1月地元有志者の奉仕により、この地に安置されたとある。青面金剛像の下には18人の願主の名前がある。

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左の石像はよく分からない。一見如意輪観音座像なのだが、帽子が違う。右の舟型の石仏は如意輪観音像である。造立年は享保15年(1730)。昭和55年(1980)4月にこの近くで発見され、安置されたもの。この観音塔造立の目的は、刻字の一部が欠けているため不明だが、彫られている如意輪観音は、衆生の欲望と万苦を救済する菩薩とされている。

場所  杉並区久我山1丁目3-2

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