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2019年10月 2日 (水)

東玉川の庚申塔(世田谷区東玉川)

東玉川という住居表示は田園調布と石川台・雪が谷大塚の間の三角地帯の住所。明確なランドマークがない住宅地だが、おおよそ環八の中原街道の間になる。閑静な住宅地は碁盤目状に路地が出来ていて、昭和以降の耕地整理でできたことを想像させる。江戸時代のこの辺りは荏原郡下沼部村。近所には東玉川神社があり、江戸時代からあって築400年の社殿がある。とはいえこの社殿は昭和14年に渋谷から移築したそうで、東玉川神社という名前になったのは昭和の中期から。

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東玉川の庚申塔は東玉川神社から200mほど東にある。路地の角に屋根付きの庚申塔が立っているのは、ここのお宅が守っていらっしゃるのだろう。この辺りは昔は等々力村の字諏訪分という地名で、この20mほど北側には沢が刻んだ僅かな谷があり、そこに降りる道が切通しになっていた。この庚申塔も坂の下り初めあたりにあったのではないだろうか。

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庚申塔は板状駒型で青面金剛像、二鶏、三猿の図柄。高さは1mほどで、造立年は正徳6年(1716)1月である。下部に願主の9人の名前が彫り込まれている。

ところで東玉川という地名だが、昭和7年に大字等々力の飛地の諏訪分だったのが、世田谷区になって東玉川町となった。当時の東京市の史料に「本町の地、玉川村の東部にあり、故に町名とせり」とあるのでやはり昭和の命名である。

場所  世田谷区東玉川1丁目20-15

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