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2019年10月14日 (月)

石原の庚申塔(大田区南千束)

洗足池の北側、かつては洗足池に流れ込む二つの沢のうち東側の沢沿いの小字を狢窪といった。いかにも暗い沢のイメージだが、明治時代には学校もあったようだ。その東側の台地の上が石原という小字だったが、狢窪から石原に上ったところの辻にあるのがこの庚申塔である。特に名前はないが、私が石原の庚申塔と名付けてみた。

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祭りとあるのは千束八幡神社の祭礼の案内で庚申塔とは関係ない。なかなか立派な堂宇である。中を覗き込んでみると、平均的な大きさの庚申塔がある。

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かなり風化が進んでいるようで、格子からでは文字などは読めない。大田区の史料によると、中央に青面金剛像、その右には「奉造立青面金剛に精安楽所」とあり、左側に正徳3年()11月造立、土屋〇右衛門とあるらしい。下部には三猿が彫られている。台石には後に明治になってから(明治21年)台石を造ったであろう願主の名前が11名ほどある。

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庚申塔の脇に小さな石碑が置いてある。よく見ると文字が彫られている。これも庚申塔である。中央には「奉納庚申」と大きくあり、左右に年月がある。造立年は寛保2年(1742)7月とあり、その下には願主名がある。文字塔で、下部には三猿もあるらしい。

場所  大田区南千束2丁目7-3

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