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2019年10月 8日 (火)

東工大キャンパス内の庚申塔(大田区石川町)

大岡山と言えば東京工業大学というほど町の中心となっている東京工大。近年のノーベル賞受賞者も輩出して日本の科学の先端を走っている。そのキャンパスは呑川の左岸に南北に広がり、都内にありながら北の端と南の端が1㎞以上ある。大正時代は浅草蔵前にあったが、関東大震災で焼失し、ここ大岡山に移転して開校したのが大正13年(1924)。もうかれこれ100年になる。

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キャンパスは呑川の河岸段丘上に作られているが、この辺りはかつては呑川と洗足池の間の丘で出穂山と呼ばれた地域だった。出穂山は「でぼやま」と読む。東工大キャンパスの一番南の端に近いところにあるのが出穂山稲荷大明神。その近くに地面から筍が生えたように建っている小さな庚申塔がある。

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中央に庚申塔と彫られた駒型角柱の文字塔である。高さは40㎝程。享保10年(1725)10月の造立年が書かれている。左右には「これより」とあるがその下が土の中。 江戸時代、洗足池南の中原街道の庚申塔(道標)からここを通って石川町の庚申堂へ抜ける道があった。ちょうどその道の途中にあるので、東側は目黒道か不動道、西側は九品仏道であろうと推測している。

場所  大田区石川町1丁目1-18

 

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