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2019年11月 6日 (水)

地蔵堂墓地の地蔵(杉並区和泉)

井の頭通りの庚申塔がある六差路から神田川に下っていく古い坂道を下る。左に右に折れながら下っていくこの道は地蔵坂と呼ばれる。その地蔵坂の坂上に近いところに地蔵堂墓地がある。地蔵堂墓地だが地蔵はいても堂宇はない。ただ入口脇の地蔵には屋根がかけられている。

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階段を上って墓地に入るのだが、あいにく鉄扉が閉まっている。鉄扉の中にも墓石かもしれないが多数の石仏がある。実はこの場所には明治初年まで本当に地蔵堂があったらしい。『新編武蔵風土記稿』にその記述があるという。 現在、地蔵堂の本尊は龍光寺の閻魔堂に安置されているそうである。

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階段上にある地蔵の手前に、「和泉村 地蔵堂墓地」と彫られた自然石の碑があるが、これは平成4年(1992)に造られた新しいもの。その後ろの屋根下に3体の地蔵がある。

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左端は墓石である。左から二番目は嘉永2年(1849)10月に造られた地蔵菩薩立像(丸彫)。その右にあるいちばん背の高いのが、宝暦9年(1759)9月の造立である。台石には「和泉村 願主 良元  寒念仏供養」とある。 一番右の地蔵座像は造立年不詳。同じくらいの年代だろうか。杉並区の史料によると、墓地内には寛文元年(1661)の舟型阿弥陀如来立像があり、墓石なのだが写真を見ると当時いたであろうような顔で、いわゆる阿弥陀の顔ではないのが面白い。

場所   杉並区和泉2丁目10-17

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