井の頭通りの庚申塔(杉並区和泉)
通称井の頭通り、武蔵野市の境浄水場と渋谷西武デパートを結ぶほとんどが直線の道。境浄水場から京王線代田橋の和田堀給水所まで水道管を敷設するための用地を道路に転用した経緯。昔は水道道路と呼ばれていた。井の頭通りは神田川を越えて間もなく片側2車線から1車線になり甲州街道に接続。 そこから和田堀給水所先まではカーブになる。その1車線になる辺りの六差路に庚申塔がある。
植込みの陰にひっそりと立っているのは比較的大型の庚申塔。駒型で、青面金剛像・三猿の図柄である。造立年は元禄5年(1692)9月。下部に10名の願主の名前が彫られている。高さは106㎝ある。
やはり和泉は鈴木姓が多い。10人中5人が鈴木姓である。関東大震災以前になると水道道路はなく、この場所は前述の泉2丁目8の庚申塔の道から久右衛門橋を渡った先の丁字路だった場所。位置的にはその丁字路にこの庚申塔があったと思われる。井の頭通りに近い道筋で吉祥寺方向に延びていたのは井の頭道で井の頭池の弁財天にお参りする人々の通る道だった。
場所 杉並区和泉2丁目21-36
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