« 豊栄稲荷の庚申塔群<1>(渋谷区渋谷) | トップページ | 豊栄稲荷の庚申塔群<3>(渋谷区渋谷) »

2019年11月23日 (土)

豊栄稲荷の庚申塔群<2>(渋谷区渋谷)

豊栄稲荷の庚申塔は多いので少しずつ紹介したい。提灯をぶら下げた小屋根の下にあるのは11基である。右から5番目の角柱型が最も背が高い。そこを頂点に両側に高さを揃えているので、遠目には富士山の山容に見える。それを狙ったのかもしれない。

Dscn1038

右から4番目の庚申塔は舟型で高さは97㎝。日月に雲の図柄がうっすらと上部を飾り、その下には三猿があるシンプルなデザインである。造立年は延宝2年(1674)5月と古く、願主名が13人ほど彫ってある。

Dscn1039

中央のひときわ背の高い角柱型の庚申塔は高さが108㎝ある。デザインは三猿のみの極めてシンプルなもの。上部中央に梵字で「空風火水地」とあり、その両脇に「南無阿弥陀仏」と彫っている。造立年は延宝4年(1676)9月でこれも江戸前期のものである。人名は多数刻まれているがほとんど読めない。

Dscn1040

その隣、右から6番目の庚申塔は左上が少し欠損している。日月と三猿のこれも極めてシンプルなデザイン。造立年は元禄7年(1694)である。元禄時代には大きく彫りの複雑な庚申塔が増えた中で、こういうシンプルなものはかえって味わいがある。下部に願主名が7人分ある。

場所  渋谷区渋谷3丁目4-7

|

« 豊栄稲荷の庚申塔群<1>(渋谷区渋谷) | トップページ | 豊栄稲荷の庚申塔群<3>(渋谷区渋谷) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 豊栄稲荷の庚申塔群<1>(渋谷区渋谷) | トップページ | 豊栄稲荷の庚申塔群<3>(渋谷区渋谷) »