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2019年12月13日 (金)

目黒通り中根の庚申塔(目黒区中根)

目黒通り沿いのマンションの一角に庚申塔と馬頭観音が並んで祀られている。八雲三丁目バス停の少し都心寄りの南側である。目黒通りの前身となった街道は江戸の出っ張り最西端の目黒不動から九品仏浄真寺や野毛の渡し、二子の渡しへ向かう道筋であった。二子から来ると西片(現在の中根あたり)で道は分岐し、北側は目黒へ、南側は鉄飛坂を経て長原や碑文谷へ繋がる道だった。その分岐点が現在も残っていて、そこにこの野仏が現在も祀られているのである。

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右側が庚申塔。「中根西三差路庚申塔」と呼ばれる。造立年は不明である。像型も駒型なのか角柱なのか破損によって分からなくなっている。僅かに道標の跡らしき「左・・道」と読める。図柄は青面金剛像に邪鬼と三猿である。一方の馬頭観音塔は明治6年(1873)造立。こちらも風化が激しく像型が不明瞭だが、三面の上に馬頭がある。

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マンションの脇に立派な黒御影石の堂宇を作って祀られているのはなかなか豪華である。目黒通りが出来る前の同じ道筋の街道は二子道と呼ばれていた。くねくねと曲がっていた二子道は昭和になってから徐々に整備された。しかし何ヶ所か昔の二子道が残っている。その一つが中根から八雲神社へ北上する道で、神社手前で参道と分かれて東に曲がり都立大学駅付近で再び目黒通りに出る。耕地整理された中に、くねくね曲がる道があると古道かもしれないと歩いてみる。意外と発見があったりするものだ。

場所  目黒区中根1丁目25-17

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