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2019年12月28日 (土)

つげの木地蔵(中野区上鷺宮)

ここも新青梅街道からちょっと外れた旧道にある地蔵尊である。この辺りは昔、上鷺宮村の中でも北原と呼ばれていた地域。南に流れる妙正寺川の対岸には原という地域があるのでそれと対応しているのであろう。つげの木地蔵の名前の由来だが、昭和20年頃までは大きなツゲの木がこの地蔵を覆い、祠の役目を果たしていたことからそう呼ばれるようになったらしい。

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現在ツゲの木はないが、後ろのアパートの敷地にあるみかんのような柑橘系の樹木が雰囲気を出している。地蔵の造立年は寛政3年(1791)10月で、台石の右側面に年号が彫られている。台石正面には鷺宮村の銘があり、念仏講中27人が願主となっている。

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手前の自然石には「つげの木地蔵尊」と彫られ、「右 目白道 左 田無道」とある。この石がいつからあるかは分からない。そして残念なことに、台石は江戸時代のものだが、地蔵本体は終戦間もない頃、何者かの盗難に遭い見つかっていないという。現在の地蔵は昭和29年(1954)に再建されたものである。仏を盗む輩は許せない。多くの信者が傷ついたことだろう。罰が当たっていることを望むばかりである。

場所  中野区上鷺宮2丁目10-1

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