福蔵院墓所の地蔵(中野区鷺宮)
都立家政駅の北西の路地裏に、鷺ノ宮駅南側にある福蔵院の墓所のひとつがある。明治時代の地図を見ると、西武新宿線は当然なく、福蔵院から北へ進むとこの墓所がある。当時の地図でもこの場所は墓所である。この墓所の入口に2基の地蔵が堂宇に入っている。
左側は三界万霊塔の丸彫座像の地蔵尊。寛政4年(1792)10月の造立である。右側は地蔵尊だが長榮上人とある。年代は宝暦13年(1763)と江戸時代の中期のものである。昔、この場所には地福院という寺があり、ここはその地福院の墓地であったが、寺は廃寺になり墓所以外は住宅地に変わってしまった。墓所の一部だけが残ってしまったので、現在は福蔵院が管理しているという経緯のようである。
場所 中野区鷺宮3丁目8-1
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