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2020年1月27日 (月)

沼袋2丁目墓所の地蔵尊(中野区沼袋)

新青梅街道の区立第七中学校から比較的幅のある道が南へ伸びていて、南下するとやがて新井薬師に至る。その道の途中に50坪ほどの墓所が残っている。墓のほとんどが矢島姓で実相院の墓所だと判る。この墓所には江戸時代の墓石がたくさん残されている。中には入れないが見ていて興味深い。

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墓石の供養塔だが唐破風笠付の立派なものがある。その墓所の道路寄りに、一基だけ墓石でない地蔵立像がある。資料によると、造立年は寛延3年(1750)10月、「奉造立地蔵尊為西国坂東秩父市刻八十八所供養 施主 矢島甚吾左衛門」とある。矢島家の誰かがはるばる行脚を遂げたのであろう。

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昔はこの地蔵立像の隣に庚申塔があったと記録されている。その庚申塔は唐破風笠付の角柱型で正徳5年(1715)造立のものだが、現在は実相院に移されている。「実相院の庚申塔」の項で最後に紹介した庚申塔である。「武刕多麻郡沼袋村」に加えて「願主 矢島六郎衛門 他10名」の銘がある。ここの墓所と実相院の間には禅定院もあり距離もあるが、矢島家は妙正寺川流域に大きく広がっていたのだろう。

場所  中野区沼袋2丁目10-1

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