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2020年1月19日 (日)

くろんぼ川のお地蔵さん(中野区野方)

「くろんぼ」というのは差別用語として放送禁止用語になっている。しかし差別用語を指定することこそが最も差別だと思う。個人個人の受取り方で決めるべきだと常々思っている。このくろんぼ川のお地蔵さんの場合、ここに流れていた小川の名前がくろんぼ川という名前だったというだけの話。川のほとりに化け物が出没し、土地の人々が恐れていた。

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村人は何かの祟りだろうと考え、草ぼうぼうだった辻の塚のあったこの場所に、供養のために庚申塔を建てたという。それがこの庚申塔である。この場所は現在でいえば野方駅と沼袋駅のちょうど真ん中あたりになり、線路を挟んで南に清谷寺がある。線路がない時代は清谷寺から北に進むとこの丁字路に出た。

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路傍の庚申塔は、唐破風笠付角柱型の立派なもので、青面金剛像に邪鬼、三猿の図柄で、台石に「奉造立庚申尊像 元文5年(1740)」とある。さらに台石の左右には、「右 中村みち、左 中野道」とあり、道標にもなっていたようだ。くろんぼ川は清谷寺の北側を北西から流れ、妙正寺川に注いでいた沢筋である。明治時代にはほぼ川の形は無くなっていたようである。

場所  中野区野方4丁目1-16

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