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2020年1月22日 (水)

実相院の庚申塔(中野区沼袋)

実相院は西武新宿線沼袋駅の北、商店街から西へ少し入ったところに山門がある。山門をくぐると両側に石仏が並ぶ。本堂前でお参りをして、左の墓所の入口を見ると、両側に石仏が並んでいる。これらのうち5基が庚申塔である。墓所に向かって左側の5基のうちの4基、右側の列のうちの1基である。どれも素晴らしい庚申塔なので1基ずつ紹介したい。

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左列の一番手前にある唐破風笠付角柱型の庚申塔は、下部に三猿が描かれており、その上には「奉庚申供養 石塔二世安樂」と書かれている。左右側面には蓮華蓮葉の模様が彫られている。造立年は見当たらなかったが、笠付角柱型は江戸中期に多い。その隣は勢至堂菩薩のようである。

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その隣は笠付角柱型庚申塔。青面金剛、邪鬼、三猿、二鶏が描かれている。 脇に「武刕多麻郡沼袋村 奉造立庚申供養二世安樂所」と書かれている。造立年は正徳3年(1713)11月。

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その隣、右から二番目のひときわ笠の大きな笠付角柱型庚申塔は正面金剛像と三猿の図柄。こちらは「奉供養庚申待二世安楽所」とあり、造立年は元禄10年(1697)10月である。

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一番右は笠のない駒型の庚申塔。青面金剛像と三猿の図柄で、こちらも「奉造立庚申待二世安楽所」とある。造立年は、これも元禄10年(1697)11月である。

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反対側(墓所向かって右側)にある庚申塔もまた見事なもの。唐破風笠付角柱型で、青面金剛像、邪鬼、三猿、二鶏が描かれている。「奉造立庚申供養二世安楽所」「武刕多麻郡沼袋村」と銘があり、造立年は正徳5年(1715)11月となっている。どれも1700年前後の江戸時代最も華やかな時期の庚申塔で立派なものであった。

場所  実相院  中野区沼袋4丁目1-1

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