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2020年1月18日 (土)

清谷寺の板碑(中野区沼袋)

西武新宿線野方駅と沼袋駅のちょうど真ん中あたりの南側に清谷寺がある。清谷寺の南東には妙正寺川が流れ、台地から低地に下り始める崖線上に寺はあるが、昨今はこの地形も感じにくくなってきた。清谷寺の創建は不明だが、かつて地蔵堂屋敷だったものをとある僧侶が一寺として興したと伝えられる。おそらくは鎌倉期か室町時代辺りからあったのではないかと思う。

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清谷寺本堂の前に板碑が並んでいる。これは都内の寺院では珍しい。板碑は大切に保管されていることが多く、こうして表に出ている例は少ないのである。この3基の板碑の他に近くに小さな板碑が1基、合計4基の板碑が公開されている。東京近辺の板碑はほとんど秩父の緑泥片岩を使っている。片岩というのは近くの中で極めて高い圧力を受けて変成し、薄く割れやすいミルフィーユのような構造の片理が進んだ岩石で、長瀞などで沢山みられる。はがれやすいので薄く作ることが出来、それで板碑に使われているのである。

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中央の大きな板碑は中野区指定の文化財になっている十三仏種子板碑で、造立年は応永6年(1399)と室町時代前期のものである。左の小さな板碑は阿弥陀三尊種子の板碑で室町時代中期、文明2年(1470)のもの。右にあるのは時代が分からないが、左と同様に阿弥陀種子の板碑である。手に降れる場所にあるのが何よりうれしかった。

場所  中野区沼袋3丁目21-7

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