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2020年2月10日 (月)

杉山公園の地蔵尊(中野区本町)

中野区本町はホンチョウ、渋谷区本町はホンマチと読む。甲州街道北側が渋谷区本町で、青梅街道と神田川の間が中野区本町。昭和の住居表示は改悪が多いので、旧町名を見ることにしている。東から、相生町、朝日丘、東郷町、道玄町、宮里町、千代田町、西町というのが旧町名で、青梅街道沿いの狭い商家の多い街道筋のみが本町あるいは本町通りだった。杉山公園は本町の西の端にあり、青梅街道と中野通りの交差点に面している。

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その杉山公園には近代的な地蔵尊が祀られている。三体が一体化されたアートっぽいもので、大正14年(1924)に杉山公園の由来となった杉山裁吉氏が建立したもの。杉山氏は明治の事業家で、娘のみさをさんが病弱なため、自然豊かな中野へ居を構え、事業家を引退し娘の療養に専念した。しかしみさをさんは若くして他界、その後夫人も世を去った折にこの地蔵を建てた。その場所が東京市に寄付され、今の杉山公園になっているという訳である。

自然豊かな中野、というのは言い過ぎではなく関東大震災以前は野原の広がる地域だった。それが街になったのは、関東大震災で人口が一気に新宿以西に広がり民家の建設ラッシュが始まったからである。散策していて関東大震災以前の風景をイメージできるとなかなか面白くなる。

場所  中野区本町6丁目15

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