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2020年2月21日 (金)

緒方中通りの庚申塔(狛江市緒方)

狛江市緒方は狛江駅の南、和泉多摩川駅の東側一帯の地名で、江戸時代は緒方村。緒方の由来は水の溜まりの沼という意味だという。当時の戸数は42戸で、多摩川の洪水によって出来た砂地の土地の為、畑が6割、水田が4割程度だった。決して豊かではない農村地帯だったわけだ。そんな緒方村の中心は緒方中通りがクランクするこの庚申塔の辺りである。多摩川は絶えず洪水を繰返していたので、土地が安定したのはずっと近代になってからであろう。

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丁字路の角にある赤い庚申堂には一基の庚申塔が祀られている。造立年は享和元年(1801)10月で、緒方村の銘がある。駒型で青面金剛像、二鶏、邪鬼、三猿の図柄。台石には21人の銘が刻まれているので、概ね緒方村全戸の名前だろう。

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緒方の現在の多摩川土手は「岸辺のアルバム」で日本全国に衝撃を与えた多摩川決壊の場所である。昭和49年(1974)9月に台風16号で多摩川堤防が決壊し狛江市の民家19戸が流された。昨年(2019)の台風19号の大雨で多摩川が氾濫した時にこの決壊の碑が無くなったので、流されたといううわさが立ったが、どうも狛江市が増水前に撤去したらしい。

場所  狛江市緒方2丁目2-18

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