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2020年2月24日 (月)

山谷庚申塔(狛江市中和泉)

江戸時代、狛江駅の北西側は和泉村だった。隣駅は和泉多摩川駅だがその辺りも和泉村である。地名の由来は、狛江駅北口にある泉龍寺の清水で、それを周辺の水田に利用しており、湧水に由来して中世は出水、江戸時代には和泉と呼ばれるようになったという。山谷(さんや)は江戸時代の和泉村の小字で、それが現在まで呼び名として残っているのは嬉しい。

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立派な銅板葺きの堂宇が造られたのは平成5年(1993)と最近の事。堂宇の向かって右に大型の庚申塔、左側に中型の庚申塔が並んでいる。

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大きい方の庚申塔は駒型で高さが110㎝ある。造立年は宝永元年(1704)11月、青面金剛像に三猿の図柄だが、とても保存状態が良い。日月をこれほどはっきりと描いたものは多くない。正面右側には「奉造立庚申像一尊  武州多麻郡和泉村」とある。左側には年号と、「良辰同行三十壱人」とあるが良辰は人名だろうか。

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左側の庚申塔も保存状態がとても良い。こちらも駒型だが上部はあまり尖っていない。はっきりとした日月に青面金剛像と三猿の図柄である。右側には「武州玉郡和泉村」とあり、左側に造立年が文化元年(1804)11月とある。台石には7人の銘が刻まれているが、名古屋姓が多い。山谷のこの道もまた品川道である。筏師がのんびり歩いて奥多摩へ向かう往時の姿が思い浮かぶ。

場所  狛江市中和泉5丁目23-26

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