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2020年2月13日 (木)

本郷氷川神社の庚申塔(中野区本町)

中野区にかつてあった本郷村、その鎮守が本郷氷川神社である。本郷村は現在の中野区にあった12村のうちでもその名の通り中心地と呼べる村だった。区域としてはほぼ神田川沿いで、中野富士見町・中野新橋辺りが村の西端、青梅街道成子坂下の淀橋が東端になる。本郷氷川神社は中野新橋駅の近く、すぐ近くにある福寿院が別当。明治以前の神仏習合の時代には神社と寺が一体のようになっていた。明治維新で政府が廃仏毀釈を行いその平和な状態を破壊したのは残念でならない。

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元々本郷村にはいくつもの石仏があったようだが、それらが氷川神社に集められて祀られている。以前は他にもあったようだが、摩滅が激しく原型をとどめないものが多かったので、写真の一番左の庚申塔にまとめられたようである。

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この庚申塔は正面金剛像、邪鬼、三猿の舟型庚申塔で、昭和45年(1945)1月の再建。おそらく土台の下に古いものが埋められているのではないかと思う。

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中央のものは周辺が破損しているが、顔の欠けた青面金剛像に邪鬼、三猿の図柄の庚申塔。文字の部分はほぼなくなっているので年代などは不明である。戦災によるものだろうか。

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一番右のものは三猿のみは分かるが中部から上部が完全になくなっており、詳細は全く不明である。都心に近くなればなるほど関東大震災と第二次世界大戦の空爆を免れた石仏は極めて稀になる。氷川神社も戦災で焼失しており、昭和30年(1955)にようやく再建された。神社の創建は文明元年(1469)で太田道灌によるものだと伝えられる。

場所  中野区本町4丁目10-3

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