青原寺の庚申塔(中野区上高田)
青原寺は早稲田通り沿いにある上高田の曹洞宗寺院。開山は永生5年(1508)で江戸時代は青山にあった。ちょうど現在の外苑前駅の北側である。明治42年に現在の地に移転した。
山門は質素だがセンスのいいもの。山門をくぐり左に進むと小堂の脇の草むらに1基の庚申塔が立っている。山型角柱型で正面金剛像と三猿の図柄だが、造立年などは見当たらない。
そもそも山型角柱型の庚申塔自体があまり多くない。この庚申塔は日月もくっきりとよく分かる。結構硬そうな岩質に見える。ただ三猿から推測するに江戸時代中期ではないかと。元禄から宝永あたりのような気がする。ほとんど出所の分からない庚申塔だが、どこにあったのだろう。
場所 中野区上高田1丁目2-3 青原寺
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