« 千駄ヶ谷の庚申塔(渋谷区千駄ヶ谷) | トップページ | 聖輪寺の庚申塔(渋谷区千駄ヶ谷) »

2020年3月23日 (月)

鳩森八幡の庚申塚(渋谷区千駄ヶ谷)

千駄ヶ谷の鳩森八幡神社には東京で最も有名な富士山のひとつがある。いつ行っても誰かが登っていることが多い。私もここの富士が好きで何度となく登頂しているが、高さでは西新宿の成子富士には敵わないし、眺望では品川神社の富士に敵わない。それでもなぜかとても人気がある。人々はそんな鳩森の富士を訪れるが、裏手にある庚申塚(庚申堂)には全く気付かない。

Cimg4014

実は鳩森八幡の国立競技場側の鳥居と、この庚申堂の間には最近メディアで何度も登場した将棋会館がある。藤井聡太七段のニュースでおなじみの場所である。赤い堂宇はなかなか派手で、普通庚申塔にはこのような華やかな堂宇はないが、かつて道路の工事などで路傍にうっちゃられていた庚申塔を、町内の有志が修復して復元し、ご利益を受けた庚申塔のようである。

Cimg4012

庚申塔は駒型で、青面金剛像、邪鬼、三猿がきれいに彫られている。造立年は享保8年(1723)4月。地元では「わらじの庚申」と呼ばれていて、堂内には沢山のわらじが奉納されている。庚申塔には猿が付き物だが、これは庚申を「かのえさる」と読むことから猿を信仰の対象とした経緯があり、さらに猿田彦神を祀るケースも多い。猿田彦は天孫降臨の道案内をした神とされ、足に関しての御利益があると信じられている。それがわらじに繋がっているという訳である。ただ、奉納草鞋を提供している家が下駄屋、靴屋ではなく、理容室と美容室という頭とは正反対の店で扱っているのが、なかなか面白い。

場所  渋谷区千駄ヶ谷1丁目1-24

|

« 千駄ヶ谷の庚申塔(渋谷区千駄ヶ谷) | トップページ | 聖輪寺の庚申塔(渋谷区千駄ヶ谷) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 千駄ヶ谷の庚申塔(渋谷区千駄ヶ谷) | トップページ | 聖輪寺の庚申塔(渋谷区千駄ヶ谷) »