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2020年3月25日 (水)

瑞円寺の庚申塔(渋谷区千駄ヶ谷)

聖輪寺門前から観音坂に入り坂道を登り始めると、左に道が分岐する。そのすぐ先にあるのが瑞円寺。創建年代は不詳だが、江戸時代の二代将軍徳川秀忠より御朱印状を拝領しているので江戸時代初期にはもう立派な寺院だったことが推し量れる。安政の大地震(1855)で大きな被害を受け、明治になって廃仏毀釈で荒廃してしまった。しかし現在では立派な堂宇に静かな境内の素晴らしい寺院である。

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本堂脇に彫りの素晴らしい庚申塔が2基祀られている。右の大きい方は高さが76㎝、駒型で、青面金剛像・邪鬼・三猿の図柄だが、側面には稲穂を咥えた狐が彫られており、稲荷信仰を合わせたものとしてはとても珍しい。造立年は享保5年(1720)である。左の小さい方は年代不詳だが、駒型、青面金剛像・邪鬼・三猿の図柄に加えて稲穂を咥えた狐も描かれており、ほぼ同年代と推定される。

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庚申塔の後ろには巨大な無縁仏党がある。その無縁塔の最上段にあるのが写真の笠付六面塔。年代は不詳だが、六面に地蔵を浮き彫りにしてあるもので、時折見かけるが数は多くない。ちなみに観音坂から分岐する瑞円寺の前の道を進むと榎坂になる。榎の巨樹があって、お万の榎と呼ばれていたが、後に近くにオマーン大使館が出来たのは偶然。(現在のオマーン大使館は広尾)

場所  渋谷区千駄ヶ谷2丁目35-1

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