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2020年3月20日 (金)

水道道路の小さな地蔵(渋谷区本町)

東京都内に水道道路はいくつかあるが、この水道道路は甲州街道の北側を通る、和泉給水場から淀橋浄水場への水道が通っていた跡に造られた直線道である。土手を築きその上に水を通したので、大半の場所で周辺よりも標高が高くなっている。そのため、道路の下をトンネルで交差する道が3カ所ほどある。

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江戸時代には幕府の管理する玉川上水が機能していたが、明治になって管理が悪くなり、汚水や動物の死骸が用水に流れ込み、舟も通行したりして上水として機能しなくなった。そこで明治29年(1896)に玉川上水の新水路が敷設され、関東大震災で損傷するまで上水として運用した。昭和12年(1937)には水路としての機能を終え、埋めてこの道になったという経緯である。前述の3つのトンネルのうち大きなものは本町隧道と本村隧道、校舎の本村隧道上にある極真会館道場の脇に小さな地蔵堂があった。

Cimg3970

造立年などはまったく分からない。花を除けてみたが文字が見られない。その上図柄も漫画チックでかなり近年のものではないかと思われた。しかし、歴史ある本村隧道のほぼ真上にある地蔵なので、以前にあったものを再建したのかもしれない。全く何も手掛かりがないが、花が供えられ拝まれている地域の地蔵尊である。

場所  渋谷区本町1丁目60-3

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