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2020年3月 8日 (日)

慈宏寺の円筒手水鉢(杉並区宮前)

五日市街道の杉並区宮前に春日神社と慈宏寺が並んでいる。慈宏寺は前述の宮前の藤の庚申を管理している寺である。日蓮宗の寺院で、寛文13年(1673)の創建。当初の檀家は大宮前新田の新田開発に尽力した村人が中心だった。寺にはいくつかの秘仏があるが、それに劣らず珍しいのが境内に埋もれている手水鉢である。

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江戸時代は慈宏寺よりも西隣にあった稲荷神社の方が広い境内を有していたようだが、明治時代には慈宏寺と春日神社のセットになっている。五日市街道沿いは江戸時代から民家の立ち並ぶ様子だったらしい。

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草木に埋もれてしまいそうな直径1尺余りの手水鉢に視線を落とす人はおそらく皆無だろう。、しかしその円筒の下部には三猿が描かれており、庚申信仰に基く貴重なものである。「享和甲子春 無樹応需 八十七不白」とあるがよく分からない。造立年は享和4年(1804)ということになる。時期は春。それ以外のことはほとんど不明である。

場所   杉並区宮前3丁目1-3

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