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2020年3月11日 (水)

中道寺の石仏(杉並区荻窪)

荻窪の中道寺は日蓮宗の寺院。当地に創建したのが天正10年(1582)、江戸時代の初期にこの地に土着していた千葉氏の家臣宇田川氏より寄進を受けて堂宇を整えた。そのため正式名を大光山千葉院中道寺という。南側にある山門はとても大きく鐘楼と山門を兼ねた鐘楼門になっている。この山門は区の文化財で安永2年(1773)の建立である。

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山門を入り本堂を見て左に進むと石仏と供養塔が並べられた場所がある。杉並区の資料ではこれらの情報は見当たらなかった。しかしなかなか素晴らしいもので、一つ一つ見入ってしまうほどであった。

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その中でも写真の3基は素晴らしく、右から聖観音像、地蔵立像、如意輪観音座像である。一番右の聖観音像の造立年は宝永3年(1706)5月。「阿闍梨順珍大覚位」とあり、頂上には「妙法」とあるので日蓮宗の住職の墓石か供養塔かもしれない。中央は地蔵菩薩で、正徳元年(1711)10月の造立。「清光院道照日義信士」とあるのでこれは墓石であろう。左の如意輪観音像は、享保17年(1732)3月造立、こちらも墓石らしい。しかし江戸時代で最も華やかだったこの時代、ずいぶん立派な石仏を造ったものである。

場所  杉並区荻窪2丁目25-1

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