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2020年3月 4日 (水)

神明社の庚申塔(世田谷区祖師谷)

木梨サイクルで知られた祖師谷商店街のそばに神明社がある。創建年代は不詳ながら正平年間(1346~1369)に新田義興が当地を訪れた時には既に社があったという。江戸時代には上祖師谷の安穏寺の管理下になっていた。現在祖師谷通り商店街になっている道は、かつての登戸道(世田谷通りの元)から東宝スタジオの辺りで北に分かれ、塚戸から品川用水沿いを通り瀧坂道に至った古道である。

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鳥居をくぐり本殿に向かって進むと、手水場の向かい辺りに古い屋根付きの庚申塔が立っている。庚申塔は駒型で高さは120㎝もある比較的大きなもの。青面金剛像・邪鬼・三猿の図柄だが、風化が著しく、まるでケヤキやハルニレの樹皮のようにあちこちが剥離しかかっている。造立年は安永6年(1777)4月だからおそらく雨風をしのげない屋根の為だろう。

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正面右側に「奉供養庚申講中二世安楽」とあり、左側に「武刕多摩郡下祖子谷村」とある。下部に11人の名前が彫られているがほとんど読めない。祖師谷の村社である神明社にお参りする村人を200年以上も見守ってきた庚申塔だけに、剥離が進むのを何とかしてもらいたいものである。

場所  世田谷区祖師谷5丁目1-7

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