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2020年4月 9日 (木)

民家駐車場の庚申塔(杉並区本天沼)

早稲田通り、本天沼一丁目交差点のひとつ東側の路地を南に入る。数十m南へ進むと民家の駐車場、万年塀の脇にいささか場違いな立派な庚申塔が立っている。場所を知らなければたどり着けないようなところである。

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民家に地蔵や庚申塔が祀られているケースは時々ある。一番多いのは屋敷神としての稲荷だろう。ただ庚申塔の場合堂宇が建てられてその中にあるケースが多い。このように無造作に立っていることはあまりない。しかし、ゼニゴケが付着することもなく、花も供えられて大切に守られていることがわかる。

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笠付角柱型の庚申塔は青面金剛像に邪鬼・三猿の図柄で保存状態の良いものである。造立年は元禄14年(1701)11月で、富士山噴火の6年前のもの。「武刕玉郡天沼村」とあるので、武蔵国多摩郡天沼村の庚申塔である。明治初年の地図を見るとこの辺りには民家はない。早稲田通りの筋が昔からの街道筋で、長命寺道、石神道などと呼ばれたのでその道沿いにあったものを移設したのではないだろうか。そこは南の天沼村、北東の下鷺宮村、北西の下井草村の3村の村境であったので、塞ノ神を祀ったとしても不思議はない。

場所  杉並区本天沼1丁目19-20

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