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2020年5月24日 (日)

浄心寺の庚申塔(文京区向丘)

本郷追分以北の日光街道沿いには寺が多い。浄心寺もその一つだが、この寺は別の事で有名である。江戸時代初期、江戸の街の大半を焼いた明暦の大火で江戸は江戸城天守閣をも失い、死者10万人という説もある。火元については複数の説があるが、本所、小石川、麹町から同時発生的に起こったと言われる。浄心寺坂のページにも書いたが、円乗寺の前の坂なのに浄心寺坂というのはこの浄心寺という説もあるが、浄心寺の由来とは異なる。

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浄心寺は桜の美しい寺である。入口には巨大な布袋像があり驚かされるが、見るからにハリボテ風なのが悲しい。その脇には春日局が祈っていたという地蔵がある。春日局は三代将軍家光の乳母であるが実母ではない。この地蔵菩薩像も由緒がはっきりしない。

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本堂前には江戸時代初期の庚申塔がある。駒型で文字に三猿の図柄。造立年は寛文12年(1672)9月、地名などは書かれていないが、上部に種子があり、現世安穏、後世清浄の文字がある。浄心寺は元和2年(1612)に湯島の嬬恋坂付近に創建された。それが振袖火事で焼失し、本郷のこの地に移転してきたというのが浄心寺の説明書きであった。

場所  文京区向丘2丁目17-4

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