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2020年5月 2日 (土)

板橋氷川神社の庚申塔(板橋区氷川町)

板橋氷川神社は元久3年(1206)の創建と言われる。当時の領主である豊嶋経康が大宮の氷川神社の素盞男命(スサノオノミコト)、稲田姫命(クシナダヒメ)の分霊を勧請して造られた。江戸時代には板橋が中山道の宿場になり、下板橋村の鎮守として人々の信仰を集めた。そんな神社の境内には富士塚がある。板橋氷川富士(板橋富士)と呼ばれ、弘化4年(1847)の石碑や、頂上部の安政2年(1855)の石祠から、1850年頃には築山されていたものだろう。しかし昭和2年に国道17号線の拡幅工事でかなりの部分が破壊されたようだ。

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一部残った富士塚の下に庚申塔が2基祀られている。どちらも唐破風笠付角柱型の庚申塔で、江戸中期の特徴を備えている。右の庚申塔は青面金剛に三猿の図柄で、正徳2年(1712)11月の造立。右側には「奉造立庚申供養石像願主講仲敬言」とあり、左側には「武州豊嶋郡下板橋町」の銘がある。左の庚申塔は、青面金剛、邪鬼、三猿の図柄。造立年は享保5年(1720)11月。こちらは「板橋町之内講中」の銘がある。

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訪問時は日光がきつくて、光が落ちるのを待ったが雲は現れず仕方なくHDRで調整したので少しボケた画像になってしまった。この2基の庚申塔は全盛期の庚申塔でなかなか素晴らしいものである。鉄柵が邪魔だが、以前の写真では左の庚申塔の笠が取れていたので、いたずらが絶えないのかもしれない。

場所  板橋区氷川町21-8

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