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2020年5月11日 (月)

ぬめり坂の庚申塔(大田区南久が原)

この庚申塔は坂道シリーズの「ぬめり坂」のところでも紹介している。 ぬめり坂は呑川低地から久が原台を越えて多摩川低地に下ってくる坂道である。そしてこの道はかつての鎌倉街道のひとつ下道でもある。昔は池上道と呼ばれていた街道。多摩川低地に下ったのちは平間の渡しで多摩川を渡っていた広域街道である。鵜の木八幡神社前の古道がこの鎌倉街道に合流するところにぬめり坂の庚申が立っている。

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上野写真の右側の道が鎌倉街道下道のぬめり坂である。環八のある辺りは昔の六郷用水の筋で標高は7m程、ぬめり坂の坂上は15mあるので久が原台は多摩川低地よりも8m程高い。ぬめり坂の庚申塔は標高11.5mなので丁度真ん中あたりになる。江戸時代は南西面の斜面に茶畑が広がっていた。

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ハイカラな堂宇に納まった駒型の庚申塔は、青面金剛像に三猿の図柄。青面右寄りには「奉造立庚申供養為二世安楽」とあり、左寄りには年代と「武城南荏原郡六郷庄鵜木村」とある。造立年は延宝5年(1677)12月と駒型の中では古い方ではないだろうか。ここは古道と古道の合流点なので、庚申塔や石仏があって当然の場所である。古い地図を見て、ここの辻にはありそうだと推理し、その近くに今もあると喜びが増す。

場所  大田区南久が原2丁目29-11

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