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2020年6月 5日 (金)

八幡山の馬頭観音(世田谷区八幡山)

世田谷区八幡山は東を赤堤通り、西を環状八号線に挟まれた京王線八幡山駅の南のエリアである。昔は環八などなく、渋谷から甲州街道の滝坂へ抜ける瀧坂道が甲州街道の裏道の役割を果たしていた。現在の住居表示八幡山は江戸時代は東の八幡村、西の粕谷村、南の船橋村のそれぞれの端っこだったが、この3つの村の境にあたる瀧坂道の近くにこの馬頭観音がある。

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馬頭観音は細い道の辻の角にオレンジ色の鉄柱に守られて祀られている。角柱型の文字塔で、造立年は明治42年(1909)12月、嶋田寅次郎建立とある。しかし右側には昭和62年(1987)12月、破損の為修復、嶋田敏男、とある。寅次郎さんの孫かひ孫かは分からないが多分子孫だろう。この辻は滝坂道から少し北に登ったところにある。

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古い地図を見ると、この辻を南に下ると滝坂道に出合い、その南西には烏山川が流れている。この辻から西に向かう村道もあって、その道も烏山川を越えて粕谷村に向かう道。そのままで粕谷村地蔵尊に出る道。江戸時代後期には八幡山八幡神社を中心に民家が集まっていた。

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瀧坂道は明大グラウンドの脇を下り、グラウンドと寮の間を抜けると出られるが、烏山川を渡る辺りに残されているのが「葭根橋(よしねばし)」の欄干の石である。見る限りでは一間ほどの幅の川だったようだ。この橋については、八幡山八幡神社の庚申塔のところでも書いている。

場所  世田谷区八幡山2丁目17-41

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