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2020年6月15日 (月)

梅丘駅前延命地蔵(世田谷区梅丘)

梅丘駅前(南口)にいつからか延命地蔵が祀られている。昔から美登利寿司には何度か食べに行ったが、地蔵の存在は意識しなかった。石仏を廻るようになってから、ふと思い出した。調べてみたが手元の教育委員会の資料には載っていない。それもそのはず、この延命地蔵はかなり新しいものだった。

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建立されたのは昭和26年(1951)だから小生よりも若干年上。小田急線が開通して梅ヶ丘駅が出来たのが昭和7年(1932)。当時は駅の北側には民家はなく、西から東へ北沢川が流れていた。戦後になって住民が急増し、それに伴って駅の東西にあったふたつの踏切で死亡事故に遭う児童も多くなった。

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新しいものだ家に石工のレベルは高くないように見える。バランスがなんとなくおかしいのである。しかしこの地蔵尊は踏切事故で文明の犠牲になった児童たちの鎮魂供養を引き受けた地蔵菩薩。平成8年(1996)までは世田谷区役所に繋がった道の踏切あたりにあったのをいったん豪徳寺境内に移し、駅舎完成後梅丘駅前の現在の地に戻したという。

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実は地蔵菩薩の脇にポツンと置いてある舟型の石仏に目が留まった。見る限り墓石のようでもあるが、造立年は天明9年(1789)とある。踏切とは無関係である。天明9年は24日間しかない。1月25日には年号が寛政に変わっているからである。そういう意味ではレアものだが、出所が全く分からない。

場所  世田谷区梅丘1丁目24-5

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