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2020年6月 8日 (月)

円光院の石仏(世田谷区世田谷)

世田谷線世田谷駅と世田谷通りに挟まれた円光院は以前はもっと広い寺院で境内には幼稚園もあった。ところが梅丘から延びてきた計画道路の拡幅で半分近くの境内を失ってしまったようだ。幼稚園があった場所が道路になり、その幼稚園は850m北に移動、国士舘大学の北側にある。そんな円光院は真言宗の寺院で、創建は天正年間(1573~1591)に遡る。

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山門は太い御影石でできている。その山門を抜けて左手に少しだけ石仏が祀られている。右側の大きい方の石仏はちょっと見慣れない角柱型の西国坂東秩父供養塔。いわゆる百箇所詣での成就祈念に建てたものである。造立年は元文6年(1741)で、「武州荏原郡世田谷郷」の銘がある。

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一方の左の石仏は、馬頭観音像。▢▢二己酉年正月十九日とある。己酉の年は江戸時代後期は享保14年(1729)、寛政元年(1789)、嘉永2年(1849)の3つがあるが、2年とあるのでここは嘉永2年(1849)に決定。馬頭観音が多く作られた時代でもあり、間違いないだろう。またこの馬頭観音には「世田ヶ谷宿」とあるので、上町周辺の馬屋による造立ではないだろうか。

場所  世田谷区世田谷4丁目7-12

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