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2020年6月27日 (土)

湯殿神社の庚申石仏(大田区南馬込)

都営浅草線西馬込駅の東北300m程の傾斜地にある湯殿神社。湯殿神社と言えば、私にとってはその裾野の豁で20年以上も毎年遊ばせてもらった月山山塊の湯殿山の神社である。創建年代は不詳、馬込村の根古屋谷の鎮守で、江戸時代には羽黒権現と呼ばれていた。出羽三山は月山、湯殿山、羽黒山である。かなり傷みのある社殿や鳥居だが、それだけに霊験を感じられる。

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境内には巨樹が建ち並び、その奥が斜面になっていて、少し高いところに社殿がある。小さいながら都内でも好きな神社のひとつ。大森町で東京湾に注ぐ内川(沢尻川)という小さな川が西馬込の谷を形成し、その河岸段丘の斜面に湯殿神社がある。江戸時代から今に続く神楽もあるらしい。

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鳥居の傍に屋根付きの石仏群がある。一番右にあるのが、上の写真の駒型の庚申塔。造立年は宝暦12年(1762)9月。青面金剛像、邪鬼、三猿の図柄で、右面に「武刕荏原郡馬込村」とある。また左面には「根子屋谷講中」とあるので、地元根古屋谷のものである。

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その左には唐破風笠付角柱型の供養塔に丸彫の地蔵が2体並んでいる。笠付角柱の石仏には如意輪観音座像が彫られている。右面には「武刕千束郷馬込村 施主等」とある。造立年は寛文7年(1667)10月と古く江戸時代の初期のもの。念仏講中によるものと書かれている。左の地蔵2体は年代不詳の丸彫。右の地蔵には、願主名として「菅田、門倉、鈴木」の名前がある。前述の庚申塔の願主名も門倉、鈴木が大半だったので、これも馬込村の人々によるものである。

場所  大田区南馬込5丁目18-7

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