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2020年6月14日 (日)

日向橋停車場の庚申塔(杉並区本天沼)

早稲田通りにある「日向橋」というバス停に小さな堂宇があり、庚申塔が祀られている。バス停の名前である日向橋は、しかしながら早稲田通りにはない。早稲田通りが妙正寺川を渡るのは永久橋という橋である。しかしその永久橋のひとつ下流にある橋が日向橋だった。昔からの街道は西へ進むとバス停の先で北へ曲がり、現在の日向橋で妙正寺川を渡っていた。

Img_2606

妙正寺川はこの辺りでくねっていて、元からの街道はこの先で北に向かい日向橋を渡ってから戻るように東へ進み、その後北へ向きを変えて銀杏稲荷の前の長命寺道になっていたという。ここでは遠回りをすることから橋のあたりを「廻渕」と呼び、日向橋を中心に川の上と下を分けていたという。

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堂宇内の庚申塔は駒型の文字塔である。正面には「庚申講中」とあり、右わきに「武刕多摩郡〇〇村」とあるが、これは井草村だろうか。造立年は元禄6年(1693)11月。下部には12名の願主名がある。庚申塔の前に猿田彦命の札があるが、庚申塔の祭神に猿田彦が祀られているものも多い。江戸時代中期より庚申信仰の本尊に加わるようになった。

場所  杉並区本天沼2丁目47-15

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