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2020年6月11日 (木)

弦巻のいぼとり地蔵裏の石仏(世田谷区弦巻)

以前に「弦巻のいぼとり地蔵」については紹介した。ここでは訂正と追加がある。先日ここにある常在寺の境内を探したが、目的とした庚申塔などの石仏はほとんど見つからなかった。次回訪問時にはお寺の方に聞いてみたい。今回は、いぼとり地蔵のところで紹介したお堂の裏手の庚申塔についてである。庚申塔と思っていたが実は地蔵菩薩の半跏像であった。

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造立年も文字の読み取り作業をじっくりしてみた。半跏像の右には、「奉造立地蔵〇體石意趣者 大願成就」と読める。年代は〇暦9年とある。前回は宝暦7年と読み違えたもの。〇暦の年号で江戸時代は明暦と宝暦しかない。明暦は4年までなので、これが宝暦であることは間違いない。従って宝暦9年(1759)8月16日の造立である。

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そのさらに裏手にある自然石の庚申塔だが、やはり「庚申」の文字しかない。しかし年代的には江戸時代は間違いないだろうと思う。いぼとり地蔵の建立の年代が寛延4年(1751)だから、江戸時代中期から後期にかけてのものだろう。

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もうひとつ、いぼとり地蔵の堂宇の手前にある説明板の下にある手水鉢。これも古いもので、天保11年(1840)3月とある。正面には「地蔵尊講中」とあり、右面には「世話人 惣兵衛内 同 三之助内」とあるので、女性(おかみさん)によるものだろう。

場所  世田谷区弦巻1丁目21-1

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