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2020年7月14日 (火)

東池袋の庚申塔(豊島区東池袋)

明治通りと春日通りが交わる池袋六ツ又陸橋、春日通りは昔の小石川道だが、明治通りは近代の道である。この六差路の道はそれぞれ大きな通りなのだが、1本だけ少し狭く果たしてこれを含めて六差路としていいのかどうか、五差路ではないかと思うこともある。この道の角にあるビルの名前が庚申ビルディングという。当然その名の由来は庚申塔である。

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ビルの一階の階段脇に高価な御影石で築かれた近代的な堂宇があり、その中に庚申塔が祀られている。東京都内でもこういう庚申塔は他にはない。近所の人は「庚申様」と呼んでいる。ビルの竣工は1988年で10階建だが、当然庚申塔はそれ以前からあったもの。

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庚申懇話会が出所の情報によると、昭和35年の石川博司氏の記事に側面に書かれているという年代があるようだ。「初代 恩田与三郎 明治末期建」とあり、さらに「二代恩田巳之助 昭和25年建」とあるらしい。戦災によって破壊されてしまったが、戦後二代目が再建したということである。青面金剛像が駒型の石柱いっぱいに描かれ、足元に踏みつけているのは邪鬼。ただ一番驚くのは、左手に人の首をぶら下げていることである。このパターンは珍しい。明治のものではあるが、おそらく昭和中期までこのあたりでも庚申講が盛んだったのだろう。

豊島区東池袋1丁目47-1

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