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2020年7月28日 (火)

旧中原街道供養塔群(品川区荏原)

五反田から平塚橋への中原街道の旧道にはいくつかの石仏がある。比較的五反田に近い桐ケ谷斎場への道との交差点の近くに「旧中原街道供養塔群(1)」がある。(1)というのは何だろうと考えたら、確か戸越地蔵尊にあった区の説明板には「旧中原街道供養塔群(2)」とあった。二ヶ所で一つなのだろうか。とはいえ距離は550mほども離れている。まあ同じ旧道だからまとめたのだろうという結論にした。本来ならここの名前を充てたいところである。ここの石仏はもとは北側約10m先の辻にあったが、昭和38年(1963)の区画整理で現在の地に移された。

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旧街道脇の屋根の下には4基の石仏がある。一番大きな中央の石仏は丸彫の地蔵菩薩像で、造立年代は不詳。但し江戸時代の中期だろうと説明板には書かれていた。台石に書かれた村名や人名から推測したとある。また道路側には小さな地蔵尊がある。こちらは念仏供養によるもので、延享3年(1746)10月のもの。説明板には寒念仏供養の地蔵とあった。冬の歳時記としての念仏講の活動だったのだろう。

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大きな地蔵の左側には2基の石仏がある。手前は聖観音像。これは墓石らしいが、年代は貞享年間(1684~1687)のものだという。後ろ側は馬頭観音像である。造立年は元文元年(1736)で馬頭観音としては比較的古いもの。当時戸越村には馬持講(共同で運搬用農耕用などの馬を所有する組合)があった。他所の馬頭観音では「馬持中」とか「馬講中」という表現で彫られている例があった。当時の村人の深いつながりがわかる話である。

場所  品川区荏原1丁目15-10

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