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2020年7月26日 (日)

戸越地蔵尊の庚申塔(品川区荏原)

戸越地蔵尊には庚申塔が3基祀られている。どれも江戸時代前期から中期にかけてのもので、摩滅も著しいが、江戸時代の戸越村の人々の信仰や暮らしを想像させる素晴らしいものである。ここの石仏石碑はすべて、品川区の有形民俗文化財に指定されている。庚申塔は左側の堂宇の中にある。

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まずは角柱型というよりも尖がってない板状駒型の庚申塔。長方形タイプとでもいえるだろうか。高さは75㎝ほどある。図柄としては、上部に日月・青面金剛像、邪鬼が描かれ、地面近くに三猿がわずかに形跡として残っている。造立年は宝暦4年(1754)10月で、戸越村十一人とある。摩滅は激しいがここでは一番新しい庚申塔である。

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左端の堂宇内の右側には板碑型の庚申塔がある。板碑型は概ね江戸時代初期に作られているが、この庚申塔の造立年も延宝元年(1673)10月とその時代のものである。高さは87㎝程で、下部に三猿が彫られている。上部の眼分はほとんど消えてしまっていて、ここに何かが書いてあったのかどうかすら分からない。

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一番左にあるのは背が高い唐破風笠付角柱型の庚申塔。高さは1.57mある。下部に三猿がくっきりと見て取れるが、上の眼分はほどんど摩耗してしまって確認することが出来ない。造立年は寛文6年(1666)11月で、庚申塔としては最も古い時代のもの。これだけの石仏が集められて守られていることは極めて有難いことである。

場所  品川区荏原2丁目9-18

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